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黒幕亭劇場 製作ブログ 「黒の巣」

どーでもいい事を書き連ねたり、自作フリーゲームの製作状況などを報告する落書き帳。

魔竜と竜使いの物語。

むかしむかし。
とある王国に魔竜が突如現れ、夜な夜な街を荒らして回りました。
困った国王は討伐部隊を差し向けますが、
空を自由に飛び回る魔竜相手に手も足も出ませんでした。

そこで国王は飛竜討伐の為、とある一族に助力を請いました。
それは幼き頃より飛竜と共に暮らし使役する竜使いの一族でした。

竜使いの一族と魔竜の戦いは熾烈を極めましたが、
彼らは長い戦いの末、その災厄を止めることに成功したのです。

されど魔竜は死の間際、自身を殺した竜使いの英雄に呪いの予言を残しました。

将来、お前の子孫の中に魔竜の刻印を持った者が現れる。
彼の者は人間にそぐわない強大な魔力を有し、やがて英雄となるであろう。
しかしその者はやがて己の力に食われ闇に落ち、一族を滅ぼすであろう、と。

戦後、竜使いの英雄に魔竜の刻印を持つ一人の赤子が生まれました。
彼は立派な竜使いとして国に仕えて領土を賜り、
敵国との数々の戦いで活躍し新たな英雄となりました。

けれど、邪竜の残した予言は当たってしまいます。
彼は己の力を過信して刻印の魔力の暴走を許し、遂に闇へと落ちたのです。
もはや人の心を失い、自らの飛竜と共に国中で破壊の限りを尽くすその姿は、
かつて国を滅ぼしかけた魔竜を彷彿させるものでした。

あれを放置する事は一族の名誉にかかわる―。

既に現役を退いていたかつての英雄は息子の不始末に決着をつける為、
まがまがしい"何か"に変貌してしまった息子と対峙する道を選びます。
そして激しい戦闘の末、遂に討ち滅ぼす事が出来たのでした。

血の繋がった息子を自らの手で殺さねばならなかった英雄は、
悲しみに明け暮れ己の運命を呪いました。
やがて病を得て己の死期を悟った英雄は、残った子孫に遺言を残します。

例えどんなに愛していたとしても。
一族に魔竜の刻印を持った者が現れた時は即座に始末せねばならない。
一時の感情に流され放置すれば、
いずれ大きな悲劇が一族に襲い来るであろう、と。



それから百数十年の月日が流れました。
大陸では戦争が何度も起こり、繁栄と衰退が繰り返されましたが
竜使いの一族が治める小国は時代の波に飲まれずに残っておりました。

けれど一族にかけられた呪いは今も尚、生きていたのです。
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  1. 2017/08/20(日) 23:12:59|
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